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僕が彼女のオムツになってしまった事件簿 その1

2013年06月21日 13:19

作 平野月子
絵 ごや


挿絵1完成aa


1.秘密の観察日記


 九月九日、金曜日。
 夏休みが明けて一週間。実力テストも終わって、学校は普段通りの様子を取り戻しつつある。
 だけど、今日はついにやってきたテスト返却の日。
 一時間目から、絶望と苦痛の時間が始まるのかと思うと、少し憂鬱な気分になる。
 
 自分で言うのもなんだが、僕はクラスでも存在感が薄くて、冴えない平凡男子だ。スポーツは得意じゃないし、勉強だってどちらかといえば苦手。
 今回の実力テストで平均点を超えているのは、いったい何教科だろうか、といったところだ。
 
 一応、僕には「田中克明」という名前がある。だけど、名前で呼ばれることは殆どない。クラスに「田中」は三人いるので、僕は「眼鏡の田中」と呼ばれている。クラスに僕のフルネームを「田中眼鏡」だと思っている奴だって、絶対いるに違いない。

  そんなことはどうでもいい。

  高校に入って、この冴えない僕にも、ついに春がやって来た。そう、僕は今、恋をしているのだ……!
 八時十五分。僕は、教室の後ろ側を見る。その瞬間、ドアが開いて彼女が現れた。
 今、教室に入ってきた美少女は百合沢美羽。彼女こそが僕の心の恋人だ。

  美羽ちゃんは、背中にかかるくらいに長い黒髪を、今日はハーフアップにして青色のリボンのバレッタで留めている。
 制服からすらりと伸びる手足は、夏だというのにあまり日に焼けていない。
 クラスメイトと言葉を交わしながら自分の席に着いた美羽ちゃんは、カバンの中から教科書を取り出し、机に仕舞った。

 そういえば、カバンについている苺のキーホルダーは見慣れないものだ。
 確か、昨日まではなかったはずだけど……
 僕は黒い手帳を取り出した。
 
 これは、僕の「秘密の観察日記」。
 美羽ちゃんのことが好きで好きでたまらない僕は、いつか彼女と会話ができるようになったとき困らないように、観察日記を毎日つけているのだ。

 そう、もう二学期にもなっているのに、実はまだ一度も美羽ちゃんとは言葉を交わしたことがない。
 クラスで存在感が薄い僕とは違って、美羽ちゃんは成績優秀、スポーツ万能。先生からの信頼も厚い彼女の周りには常に誰かが居て、なかなか僕には近づくチャンスがない。

 しかも、美羽ちゃんはちょっと気が強くて、自分の意見をはっきりというタイプなので、下手に近づいて嫌われでもしたら、僕は一生立ち直れないだろう。
 だから、僕は美羽ちゃんのことをまずはよく知るために、気づいた出来事とかその日の様子を、事細かにこの手帳に書き綴っているのだ。
 僕は、苺のキーホルダーの存在を黒い手帳に書き記した。
 
 この手帳には、僕と美羽ちゃんとの思い出がいっぱい詰まっている。
 高校に入学してすぐ、僕が初めて美羽ちゃんと出会って一目惚れをしたときのことから、美羽ちゃんがクラス委員を引き受けた時の様子、一学期の美羽ちゃんのテストの点数、美羽ちゃんの毎日のお弁当の中身まで、美羽ちゃんについてのことは全て書いてある。
 僕がこの手帳を読めば、いつでもその時の美羽ちゃんの様子が思い出せるのだ。

 でも、少し気になることがある。美羽ちゃんの様子が、最近ちょっとおかしい。
 表面的には、いつもどおり明るく振る舞っているけれど、毎日「秘密の観察日記」をつけている僕だからわかる。この夏休みの間、きっと美羽ちゃんに何かあったに違いない。

 まず、二学期になってから、美羽ちゃんの登校時刻が五分遅くなっている。
 一学期までは、毎日八時十分に学校に来ていたのに、二学期になってから今日までの一週間は、登校時間が八時十五分になっているのだ。

 それから、二学期になってから、美羽ちゃんは毎日必ず、お昼休みに一人でトイレに行くようになった。今までは、休み時間に友達と行くことだってあったのに。

 そして、授業中も時々上の空で、黒板の上のほうの天井をぼんやりと眺めていたりする。
 さらには、放課後は友達の誘いも断って、一人で急いで家に帰っているようだ。

 きっと、美羽ちゃんのこの些細な変化に気づいているのは、クラスの中でも僕だけに違いない。
 いったい、美羽ちゃんの身に何があったのだろうか?
 気になる。すっごい、気になる!
2.僕の決意。そして事件発生!


 僕は今日も一日中、美羽ちゃんを視線で追い続けたが、彼女の様子は相変わらずだった。
 何度、観察日記を読み返しても、一学期とは違う美羽ちゃんの様子。
 きっと何かあったのは夏休みの間に違いない。だけど、今の僕にはそれが何なのかを知る術はない。
 だから、僕はある決意をした。
 
 終礼後、美羽ちゃんが教室から出たのを確認すると、僕は急いでその後を追う。
 美羽ちゃんがどこに住んでいるのか、僕は知らなかった。
 だから、僕には美羽ちゃんの夏休みの様子がわからなかったんだ。

 もっと早くこうしていれば…… 

 僕は後悔に唇を噛みしめる。
 いや、そんなことよりも、今は美羽ちゃんの現状を知ることのほうが大切だ。
 
 電車に乗って、六つ目の駅で美羽ちゃんは降りた。僕にとっては初めての街。
 僕は、美羽ちゃんを見失わないように、そして見つからないように、注意深く彼女の後を追う。
 駅前の商店街を抜け、大通りに出た。信号待ちをしているとき、美羽ちゃんは溜息をついたように見えた。

 いったい美羽ちゃんは、今、どんな気持ちで、何を想っているんだろう……もっと、美羽ちゃんに近づけたらいいのに。僕は、美羽ちゃんのことがもっと知りたい!
 
 気が付けば、信号が変わりいつの間にか美羽ちゃんは横断歩道を渡り終えていた。
 僕はあわてて彼女の後を追う。

 プァーーーーーーーーー!!!

 鳴り響く、車のクラクション。
 視界の端にちらっと見えたのは……赤信号?
 そうか、僕がぼんやりしている間に、信号は青になり、そしてまた赤へと変わっていたんだ……
 身体に大きな衝撃を感じ、そこで僕の意識は途絶えた。


3.新しい世界


 あまりの蒸し暑さに、僕は目覚めた。
 あれ? 僕はさっき事故にあったはずじゃ……?
 特に身体で痛いようなところはない。ただ、身体が上手に動かせないような気がする。いや、動かせないんじゃない。もしかして、僕の身体が……ない!?
 確かめようにも、目隠しをされているようで目の前は真っ暗だし、声も出せない。

 いったい、僕はどうしちゃったんだろうか?
 なす術もなく困っていると、急に、暗かった視界がひらけた。ぽとりと目の前に落ちたのは、見慣れた制服のスカート。僕を目隠ししていた正体はこれだと気づく。
「はぁ……」
 そして耳に届いた溜息。たったこれだけのことなのに、僕は悟ってしまった。
 ああ、これは美羽ちゃんの声だ……!

 そして、僕は……何故だかわからないけれど、僕は、今、彼女のパンツだ……!

 しっとりと汗ばんでいる美羽ちゃんの股間を、僕は今、身体全体で感じている。
 美羽ちゃんのことをもっと近くで深く知りたいと思っていた僕だけど、これで誰よりも近く、深く感じられるようになったんだ……!
 スカートを脱いだことによって、僕は周りを見渡せるようになった。
 
 どうやらここは、美羽ちゃんの部屋のようだ。花柄のカーテン、片づけられている勉強机、整理された本棚、フローリングの上に敷かれた薄い桃色のラグ、そして、出窓に飾られているテディベア……どれもが女の子らしくて、やっぱり美羽ちゃんは僕が思っていた通りの、理想の女の子だった。

 美羽ちゃんはスカートだけでなく、ブラウスも脱ぎ捨てると下着姿でベッドに腰掛けた。
 僕は嬉しくて嬉しくて、今にも天にも舞い上がってしまいそうな気分だ。
 そして、密着している美羽ちゃんの股間の感触は、なんともいえず素晴らしい!

 今まで、話しかけることすらできなかった僕が、こんなにも近い位置で彼女のことを感じることができるなんて!

 僕は嬉しさのあまり、美羽ちゃんの股間の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
 ピクリ、と彼女の身体が震えた気がする。
 僕のことに気づいてくれたんだろうか?

 いや、そんなはずはない。
 だって、美羽ちゃんは僕のことをパンツだと思っているはずだ。
 でも、僕の感じている感触と、美羽ちゃんの感じている感触は同じものなのだろうか?
 例えば……

 ペロリ

 僕は舌で貝の割れ目をかき分け、美羽ちゃんの秘められた場所にあるクリトリスを舐めた。

 ビクン!

 明らかに彼女が反応をし、触れ合った肌から心拍数が上がったのがわかる。
 ああ、美羽ちゃんは僕を感じてくれているんだ……!
 あまりの感動に僕が身体を震わせていると、頭をぐいっと押さえつけられたような感覚がした。そして、美羽ちゃんのクリトリスに頬を押し付けられる。
 何度も何度も擦り付けられるような感覚。

「ふぁ……はっ……」

 熱い息遣いが聞こえてきて、僕の身体は次第に淫靡で甘い匂いのする体液に濡れてくる。
 ああ……これは……! 美羽ちゃんがオナニーをしている……! 
 美羽ちゃんが、僕の顔を使ってオナニーをしているんだ……!!

「あっ、あっ、あっ……!」

 手の動きが激しくなってくるにつれ、美羽ちゃんの息遣いも荒くなってくる。
 ああ、僕の身体も熱い……!
 僕は美羽ちゃんがもっと気持ちよくなれるように、美羽ちゃんの恥ずかしいところを、舌を使って激しく舐めまわした。

「あぁん……、あっ、あーーーっ!」

 美羽ちゃんは身体をがくがくと大きく震わせ、その後しばらく痙攣したようになって絶頂を迎えた。

 ジョボボボボ……

 ふっと美羽ちゃんの身体から力が抜けると、不意に熱い液体が顔に降り注いできて、視界が黄色く染まる。

 え……?

 何が起きたのかわからず、ぽかんと口をあけているとその液体は僕の口にも入ってきた。
 苦いような、しょっぱいような、なんとも言えない独特な味。そして、鼻をつくアンモニア臭。

 ……もしかして、美羽ちゃんお漏らししてる……?

 そんなことをしたら、ベッドが濡れちゃうじゃないか! と、僕は慌てて美羽ちゃんのおしっこを全て口で受け止めようとする。でも、飲みきれなかったおしっこが口から溢れてしまい……だけど、ベッドは全く濡れていなかった。

 あ、あれ……?

 美羽ちゃんから溢れ出たおしっこは、全て僕の身体に吸収されていた。

 も、もしかして……!
 僕は、美羽ちゃんのパンツになったんじゃなかったんだ……!
 僕は……僕は……僕は、美羽ちゃんのオムツだ……!!!!

 あまりの衝撃に愕然とすることしかできなかった僕だが、身体の中にたっぷりとおしっこを閉じ込めた僕の肌は、僕の内心とは裏腹に、すでに何事もなかったかのようにさらっとしていた。

 美羽ちゃん……いったい、なんで……? どうして……?

 僕と美羽ちゃんとの秘密の大冒険は、こうして幕を開けたのだった……。
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