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夜行列車 第三話

2013年11月26日 00:36

左母次郎氏より、新しい絵物語をお送り頂きました。
数回に分けて紹介します。



第三話 『車内』

夜行列車3

列車に乗って一時間ほど経った頃、前の車両から男が歩いて来た。
多恵子は目を閉じ、眠っているふりをした。
男が多恵子の背後で立ち止まる。視線が裸の背中に突き刺さった。
「なあ」
突然、男は言った。
「腹減ってるだろう。これ、食えよ。そのかわり……」
薄目を開けてみると、男は竹皮につつんだ握り飯を差し出していた。
だが、もう片方の手で屹立した巨大なぺニスを握りしめ、しごいている。
悲鳴をあげそうになった。男は多恵子によからぬ欲望をおぼえているのだ。
今にも襲いかかってくるのではないかと思うと生きた心地がしない。
しばらく肉の擦れる音と荒い鼻息が聞こえていた。
やがて男はうっと呻いて、床に何か液体が数滴滴り落ちる音がした。
「奴隷のくせにお高くとまりやがって」
男は呟きながら自分の席へ戻って行った。
あとには白濁した青臭い液体が数滴残された。
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