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学級委員 第一話

2014年02月18日 11:06

左母次郎氏より、新しい絵物語をお送り頂きました。
数回に分けて紹介します。


『学級委員』 第一話

学級委員1

放課後。加代子が帰り支度をしていると、吉伸が教室に飛び込んできた。
「先生が呼んでるよ。学級委員と副委員は屋上の階段室に来てくれってさ」
そんな所で何の用だろう? 秀明と顔を見合わせる。
学級委員は加代子、副委員は秀明だ。
「とにかく行ってみよう」
二人はランドセルを下ろし、教室を出た。

だが屋上へ続く階段の踊場で待っていたのは先生ではなくクラスの問題児・省吾だった。手の付けられない乱暴者だ。
「待たせるじゃねえか、学級委員」
省吾は担任に叱られたのは加代子のせいだと恨んでいた。その仕返しをするつもりでおびき出したに違いない。
だがこちらには秀明がいる。スポーツ万能でケンカだって強い。省吾に勝つ自信はあるのか?
だがその秀明は助けてくれるどころか、ニヤニヤ笑っているだけだった。

吉伸も駆けてきて、三人で加代子を取り囲んだ。
最初からグルになっていたのか。
加代子は愕然とする。
まさか、いじめっ子といじめられっ子と優等生が手を組むなんて……。

「悪いね、僕らは意見が一致したんだ」
と秀明。
「省吾は君が先生に告げ口したのが許せないって。吉伸はなんだか知らないけど君がムカつくんだってさ。
僕は、君が学級委員なのが我慢ならない。
僕の方が優秀なのに。だから君にお仕置きをすることにした」

「な、何言ってるの!? そこをどいて。通して!」
加代子は逃れようと抵抗するが、手首を捻り上げられてしまう。
「嫌!離して!」
 秀明はにんまり笑みを浮かべてスカートを捲り上げた。
白いパンツが丸見えになる。少年達の下卑た笑い声が狭い階段室に響いた。



マニア誌ブログ編集部では、本作品の感想や叱咤激励、【左母次郎】さまへのファンレターなど随時お待ちしております。

また三和出版では、随時、新しい作品や投稿を募集しております。
過去記事でも書いたように、皆様のこだわりの作品をぜひお見せ下さい。

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